大奥で着ている着物の特徴って?豪華絢爛だけど歩きにくい!

畳の上に置かれた帯や着物 生活
本サイトにはプロモーションが含まれています。

ドラマ大奥での、豪華絢爛な着物は見事ですが、今の時代に見る着物とは違う特徴があると思いませんか?

 

あんなに引きずって、歩くのも大変そうだし

外になんて出られないんじゃない?

 

そんな疑問にお応えすべく、今回はドラマ大奥にスポットを当てて、

  • 大奥で着ている着物の特徴って?
  • 男性の衣装も注目!

と言う内容でお伝えしていきます。

ぜひ最後までご覧くださいね。

 

ドラマ大奥で着ている着物の特徴って何?

リモコンを持ってテレビに向けている手

NHKやフジテレビで放送されてきた、大奥。

ストーリーはもちろん素晴らしいのですが、豪華で鮮やかな着物を見るが楽しみだった人も多いんじゃないでしょうか。

 

私たちが知っている着物とは違う、相変わらず歩きにくそうな大奥の着物の特徴をお伝えします。

 

また、大奥で眉毛なしの人がいるのはなぜなのか、こちらで解説しています。

 

女性着物の特徴

障子のある部屋で、扇子で半分顔を隠した日本髪の着物女性

大奥での女性陣が着ている豪華絢爛な着物は、私たちの知っている現代の着物とは違っている事に気付いていましたか?

 

大奥の女性たちが着用している着物の特徴が、以下の2つ。

 

お引きずり

白い蛇の目傘を差し、白いお引きずりの着物姿の女性が日本庭園に佇んでいる

現代で見られるのは、花嫁衣裳か芸者さんの着姿くらいでしょうか。

 

着物を着る時、おはしょりを作って丈を調節しますが、お引きずりは、おはしょりを作らずに裾が長い状態で着用するんです。

文字通り、裾を引きずって歩きます。

 

私も興味本位でやってみましたが、子どもたちのこぼしたお菓子のカスやほこりを引きずって大変な事になりました。

常に女中さんたちがきれいにお掃除してくれている大奥だからこそ、お引きずりを着られるんですね!

 

打掛(うちかけ)または掻取(かいどり)

紺色の蛇の目傘を持ち赤い打掛を羽織った着物姿の女性と、袴姿の男性

打掛(掻取)というのは、武家女性の正装でした。

小袖の上から重ねて着用し、とても豪華で華やかです。

ちなみに、夏の暑い時期は、打掛を腰の周りに巻き付けていたそうですよ。

 

お引きずりも打掛も、現代の着付けでは基本的に見ないものなので、余計に憧れます。

 

 

歩くにもコツがいる大奥の着物

足袋を履いて歩く着物女性の足元

しかし何とも、歩くのが大変そうな大奥の着物。

もちろん歩くにもコツが必要。

  • 足運び
  • 裾さばき
  • 重心移動

ドラマを見ている方なら何となくわかるかと思います。

 

また、裾を引きずれない外では褄(つま)を取って歩くんです。

芸者さんが長い裾の着物を持ち上げて歩く姿、一度は見たことあるんじゃないでしょうか?

あれが褄を取ってる状態。

左手を使うため『左褄を取る』と言うんだそうです。

 

ドラマ大奥の着物の値段は1000万円!?

銀色のスーツケースの中から飛び出したたくさんの1万円札の束

2000年代に放送されていた、フジテレビ系列のドラマ『大奥』。

こちらは男女逆転ではなく、逆転していない、通常の大奥を描いたものです。

シリーズ1作目の主演の1人である菅野美穂さんが着用していた着物はなんと1000万円くらいだったんだとか。

また、映画『大奥』の主演・仲間由紀恵さんが着ていた着物は1億円にもなるんだそうですよ。

 

現代でも着物を仕立てて購入しようとすると数十万円もしますが、1000万円もするなんて相当豪華な着物だったんですね!

 

大奥で男性が着ている衣装

大奥では女性たちの着物だけが美しいのではありません!

男性たちが着ている衣装にも注目していただきたいです。

 

品がありつつも豪華な裃(かみしも)

男性の着ている衣装はと言います。

サイヤ人の肩当てに似ていますが違います。

 

男性の着ている裃のこだわり

2023年12月までNHKで放送されていた男女逆転ストーリーの大奥。

男性の着物衣装は『品がありつつも豪華な裃』にこだわっていたそうです。

とにかく、派手さにこだわったんだとか。

さらに、ドラマで使われていた裃は刺繍ではなく、なんと絵!

刺繍の裃だと、映像にしたときの派手さやインパクトが足りないと思い、日本画家の方たちに裃の背中の絵を描いてもらうことにしました。引用元:ドラマ10「大奥」衣裳の秘密  |NHK_PR|NHKオンライン

 

NHKドラマ大奥シーズン1の主演を務めた冨永愛さんが作中着ていた着物は質素倹約をテーマにしていて、ドラマの中ではかなり地味でした。

しかしそれが逆に、男性キャストが着るきらびやかな着物の魅力と、将軍が着る質素で地味な着物の魅力を、お互い引き出していた気がします。

 

迫力のある長袴

二宮和也さんが主演の映画版男女逆転大奥では、御中臈たちは長袴(ながばかま)と呼ばれる、裾が長い袴もはいていましたね。

女性のお引きずりよりもずっと歩きにくそうでしたが、やっぱり威厳や迫力が違う!

しかしNHK大奥では残念ながら見ることは出来ませんでした。

 

また、新フジ大奥での男性の衣装は、NHK大奥とは違い、派手さはありません。

それでも、ドラマのストーリーだけでなく、着物の着方などにも注目して見てみると、また違った面白さを感じられるかも知れません。

 

ドラマ大奥で着ている着物の特徴!まとめ

man-wearing-kimono

いかがでしたか?

大奥の着物の特徴と、男性の着ている衣装についてお伝えしました。

現代の着方とは異なる特徴の大奥の着物。

歩くのも大変そうですよね。

大奥の着物は、着るより見る方が、私には合っている気がしますが、一度は着てみたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました