喪中の正月にお年玉あげてもいい?知っておきたいマナーと注意点まとめ

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新年を迎える喜びと、故人を偲ぶ静かな時間。

喪中のお正月は、いつもとは違う過ごし方に戸惑う方も多いのではないでしょうか。

「喪中だけど、子どもたちにお年玉をあげてもいいの?」

あなただけでなく多くの方が抱くこの疑問は、古くからのしきたりと現代の習慣の間で揺れる、繊細な問題です。

 

この記事では、「喪中のお正月にお年玉を渡しても大丈夫なのか?」という疑問に対し、マナーや注意点を踏まえながら詳しく解説していきます。

この記事を読めば、喪中のお正月にお年玉を渡す際のマナーについて、安心して判断できるようになるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

 

喪中の正月にお年玉あげてもいい?

お正月といえばお年玉ですが、喪中でもあげていいのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

 

結論から言うと、喪中の正月にお年玉をあげることは問題ありません

なぜなら、現代のお年玉の意味合いは昔とは違っているからです。

 

喪中でもお年玉はOK!

現代でのお年玉は、子ども達へのお小遣いとしての意味が強くなっています。

ですので、「喪中であっても子ども達の楽しみを奪う必要はない」という考えから、お年玉は喪中でもOKとなっているんです。

お正月に親戚の子どもたちが楽しみにしているのはお年玉!

喪中だからという理由だけでお年玉を渡さないのは、子どもたちにとって寂しい思いをさせてしまいますよね(^^;

 

そもそもお年玉って
昔はどんな意味があったの?

 

お年玉のルーツ

お年玉のルーツは、古くは正月に年神様から賜るとされた「年魂(としだま)」に由来します。

これはお餅であることがほとんどで、一家の家長が家族に分け与える習慣がありました。

この習慣が時代とともに変化し、江戸時代にはお金を配る形に変化していったと言われているんです。

元々は目上の人から目下の人へ贈るものだったのが、そのうち親戚や知人間で子供に贈る習慣として定着しました。

このように、お年玉は日本の伝統文化の一つであり、時代とともにその意味合いや形を変えながら現代に受け継がれているんですよ。

 

あげることに抵抗がある場合

喪中にお年玉をあげることにどうしても抵抗がある場合は、無理にあげる必要はありません。

後ろめたい気持ちのままお年玉をあげるより、

  • 入学祝い
  • 進級祝い
  • 誕生日祝い

などの名目で、後日改めて贈る方が良いでしょう。

なにより大切なのは、相手への配慮と、誠意を持って気持ちを伝えることです。

 

喪中のお正月にお年玉をあげる時のマナー

喪中にお年玉をあげる場合、いつものお正月とは異なる配慮が必要です。

ここからは喪中のお正月にお年玉をあげる時のマナーについて紹介していきます。

 

ポチ袋

通常のお正月で使用する紅白のポチ袋や、縁起の良い絵柄が描かれたポチ袋は避けましょう。

代わりに、

  • 白無地
  • 落ち着いた色の無地

封筒を使用するのが適切となります。

 

シンプルが良いんだね!

 

どうしても市販のポチ袋を使用する場合は、おめでたい絵柄や言葉のないものを選びましょう。

ちなみに私は市販のポチ袋は使わず、折り紙でオリジナルポチ袋を作ってあげています。

 

 

表書き

表書きも「お年玉」とは書かずに、

  • 「お小遣い」
  • 「図書代」
  • 「文具代」

など、別の名目を書くようにしましょう。

これは、「お年玉」という言葉が新年を祝う意味合いを含むため、喪中にはそぐわないためです。

水引も不要ですよ。

 

あげる時にかける言葉

お年玉を渡す際に、「あけましておめでとう」といったお祝いの言葉は避けましょう。

代わりに、「よかったら使ってね」「少しばかりだけど」など、控えめな言葉を選ぶようにします。

子供に対して渡す場合でも、「お年玉だよ」ではなく「お小遣いだよ」「本でも買ってね」などと声をかけるのが適切です。

相手の気持ちを考慮し、穏やかな言葉遣いを心がけましょう。

例えば、

「これは少しばかりだけど、よかったら使ってね。風邪ひかないように暖かくして過ごしてね」

などの言葉遣いは、相手への気遣いが感じられ、失礼にあたることはありません。

大切なのは、お祝いの言葉を避け、相手を気遣う気持ちを伝えることです。

 

お年玉の金額

お年玉の金額は、相手との関係性や子供の年齢によって異なりますが、喪中だからといって特に金額を減らす必要はありません。

普段渡している金額と同程度で問題ありません。

ただし、高額すぎる金額は相手に気を遣わせてしまう可能性もあるため、相場を考慮した上で適切な金額を包むようにしましょう。

  • 小学生:1,000円~3,000円程度
  • 中学生:3,000円~5,000円程度
  • 高校生:5,000円~10,000円程度

以上が一般的です。

あくまで目安として、相手との関係性や地域の習慣なども考慮して金額を決めると良いでしょう。金額以上に、相手への気持ちが大切であることを心に留めておきましょう。

 

まとめ:喪中の正月にお年玉はあげてもいい?

 

喪中のお正月にお年玉をあげることは問題ありません。

現代におけるお年玉の意味合いは昔とは違い、子ども達へのお小遣いとして考えられています。

ですので、喪中だからという理由だけでお年玉をもらえないのは、子ども達にとってショックですからね…。

 

それでも喪中であることに変わりはありません。

 

  • ポチ袋:シンプルなもの
  • 表書き:「お小遣い」「図書代」「文具代」など
  • あげる時にかける言葉:お祝いの言葉を避ける
  • お年玉の金額:普段のお年玉の金額と同程度

以上のマナーに注意してあげるようにしましょう。

 

もし、あなたがお年玉をあげることに対して抵抗がある場合は、無理する必要はありません。

  • 入学祝い
  • 進学祝い
  • 誕生祝い

などの名目で、後日贈ることもできますからね。

 

喪中であっても、あなたがお年玉をあげたいと思うなら、その気持ちに正直になるべきです。

お年玉をあげたから、故人を偲んでいないと捉えられるわけではないので安心してくださいね。

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